いたずら電話(4)

電話の相手は、まだまだ子供で、世間知らずの私の好奇心をそそる話をしてくれた。

「今、六本木で飲んでるんだよ。」とか。


それが嘘か本当かなんて、電話だけではわからないけど、

夜明けまで遊んでるなんて、すごーいと単純に思ったことは覚えてる。


何度か話すうちに、仕事は美容関係ということもわかった。


信頼できる、というとちょっと違うけど、悪い人じゃないかも、くらいには心を許せるようになった。

そんなころだ。


「しばらく実家に帰るから。」と告げられた。


そっかー、しばらく電話もないんだ、となんとなく寂しく感じた。

急に、なんだか、本当に急に、声だけのつながりの人だったのに、寂しいと感じた。

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